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朝日のあたる家ー本当に圧力はなかったのか? [【再掲載】]

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2013年の記事より

 映画界では原発事故を題材とした映画を作ることはタブー

と言われている。実際、”朝日のあたる家”を作ってみて、それを痛感した。企業はどこも製作費を出さない。大手映画館は上映拒否。なるほど、確かに原発映画を作ることは生易しいことではなかった。おまけに”そんな映画を監督したら二度と商業映画を撮れなくなるぞ!”と先輩たちに脅された。

 ただ、それら障害のほとんどは圧力ではなく、自粛が理由。企業側に立てば、その筋から”出資したらマズいことになるぞ!”と脅されなくても、自粛して出資はしない。ややこしいことは避けて通る。映画館にとっても同じ。何人もの支配人から、ここだけの話。と事実を聞かせてくれた。

 それが現実なのだが、

マスコミ取材ではよく”圧力はなかったですか?”と質問され、先の経緯を説明した。原発問題に関心があるのに、そんな映画を撮ろうとしない後輩監督たちにもそう話した。圧力はなかったと。だが、原発問題に詳しい友人と話したとき、こう言われた。

 ”もしかしたら、朝日のあたる家が映画館で公開されることを快く思ってない人たちもいたかもしれない。ただ、太田監督に圧力を掛ける手だてがなかっただけじゃないかな?”

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 つまり、圧力というのは、

怖い人を雇って自宅に押し掛けるようなものではない。脅迫罪や暴行罪にならないようにして、証拠を残さないようにして追いつめ、都合の悪い行為を押さえつけ、止めることだ。それをマスコミに嗅ぎ付けられ、公表されてはいけない。圧力をかけるのも、なかなか大変なのだ。

 一番圧力を掛けやすいのは、テレビに出ている人。推進派=>スポンサー=>テレビ局=>プロデュサー=>出演させない。という流れで圧力をかけられる。だから、タレントは原発問題に触れたがらない。原発問題を厳しく追及する人ならスキャンダルを探され、暴露されて、社会的に葬られる。

 だが、僕の場合。

テレビの仕事はない。会社にも属していない。だから、圧力のかけようがなかったのではないか?と友人は指摘する。映画人のほとんどはフリー。クビになることはない。おまけに、僕の場合は企業から仕事依頼は来ない。なので、仕事を止めるーというパターンが使えなかったのではないか?ということ。ま、実はそんなことではなく、小物だし、知名度もないし、影響力ゼロなので、誰も問題視しなかった...というのが本当のところからもしれないが。


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 ただ、冤罪という手は有効。電車内で突然”この人、痴漢です!”と見知らぬ女の子に言われて逮捕! 社会的に葬る。もし、僕がそんなことになれば、”嵌められたんだ..."と思って頂きたい。が、そうなるのであれば、”朝日”がかなり影響力を持ったということであり、ヤバい!と思う人たちが多くなったということ。それはそれで映画の威力を証明したことにもなる。

 ま、いずれにしても、原発映画はもうタブーではなくなった。

過敏に反応する必要がないことも実証された。これからはドキュメンタリーだけでなく、原発を題材とした劇映画がどんどん作られるだろう。ドキュメンタリーは真実を伝えると思われがちだが、それでは伝えられない真実もある。

 プライバシーに触れること。実名では語れないこと。あまりに残酷過ぎても、ドキュメントでは駄目。でも、劇映画ならそれを伝えることはできる。映画だけではない。真実を、現実を、本当のことを伝えること。大いなる第一歩になるはずだ。





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