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第2回ワークショップ。おかげさまで終了!感謝。 [2017]

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2月のワークショップが大好評だったので、先日(4月下旬)第2回目を行なった。前回の参加者の80%が来るであろうと想定。内容を考えた。ところがGW初日ということもあり、舞台公演等が重なり前回の参加者からの応募は3人のみ。多くが「残念です。行きたかった!」と連絡をくれた。淋しいワークショップになるかと思い気や?結果的にまた定員いっぱいとなり〆切告知をすることになってしまった。僕のような無名監督のワークショップにこんな多くが応募してくれるなんて驚き。ありがたいことだ。

さて、前回もそうだが、今回の参加者もかなり実力がある人ばかり。基本、プロの俳優のためのワークショップではあるが、そんな中でもかなり力のある俳優が来てくれた。それでも皆、なかなか大きな役を得ることができずにいる。本当にこの業界は無情の世界。実力があっても、仕事にすぐ繋がる訳ではない。所属事務所の力や運が大きい。

また、オーディションに呼んでもらわなければ実力を示す機会もない。参加できても持ち時間は5分10分だ。その中で力を示すことができずに終わることも多い。そんな環境。僕の映画のオーディションでも選ぶ時間は限られている。費用や会場のことを考えると、そうなってしまう。そこで時間がかけられるワークショップを開催。時間をかければ、短時間のオーディションでは実力を出せない俳優たちでも秘めた力を発揮できるはず。次回作に起用できる人材もいるかも?そんな出会いを期待してワークショップを考えた。

1回目は5時間やったが、それでも実力発揮できない人が多かった。初めての監督。渡されたばかりのシナリオ。緊張もする。いろいろプレシャー。5時間ったが本来の力を示せなかった俳優がほとんどだった。そこで2回目を実施したのだが、前回参加者は3人ーあとの人たち。本当に残念。けど、さらに多くの初参加者。今回もレベルが高く、同じく5時間かけて今回は応用編までやってみた。

皆、苦戦しながらも、いいところまで行ったが「よし!」というところまで行ったのは1人。やはり、5時間かけてもむずかしい。これが舞台演劇なら公演まで1ヶ月以上もみっちり稽古ができるが、映画撮影は現場で1回リハーサルをするだけで、すぐ本番。そこで合格点が取れる演技をしなければ二度と呼ばれることはない。

よくドラマ等で何回も何回も演技をしてNGを出される俳優の場面を見るが、あんなことは実際ほとんどない。日本映画黄金期には俳優を育てるために何度も演じさせることがあったが、今は時間とお金がない。3度4度も演じなければならない俳優はアウトなのだ。

僕の撮影でも3度以上、同じ演技をさせたことはない。ほとんどが1度でOKだし。2度やってダメならもうOKにして、編集で短くする。或はカット。そんな俳優のために現場で時間を使うことはできない。その日取り残しが出れば数百万円の赤字となるのだ。だから実力がある俳優が求められる。ただ、先にも書いたがオーディションは5分10分。その中で力を示すのはむずかしく。長時間のオーディションを実施したのである。

今回の感想だが、実力がある俳優はいる。でも、即戦力は少ない。でも、少しレッスンをしたり、指導を受ければ十分戦力になる人もいる。プロの現場で活躍できる人たちは多くいるということ。なのに、そんな勉強の機会がないようだ。事務所は所属させるだけでレッスンをさせないところが多いし。そんな機会を作る事務所も、俳優にプラスになることをしていないように思える。基礎的な声の出し方。俳優としての考え方等は教えられる。が、ある程度の力がある俳優が勉強できる機会がないのだろう。

もうひとつ感じたのは、演技力ではなく、考え方が分からない人もいるということ。個性とか自分らしさというもの。これはさらに一段上の問題だが、それがなければ俳優業を長く続けることはできない。これは俳優だけでなく、監督業も、作家も、絵描きも、ミュージシャンも同じだ。ここが本当にむずかしい。僕も30代でその壁をどう超えればいいか?悩み足掻いた。長くなるので、別の機会に書くが、その辺を学ぶ機会もないこと。感じた。

次回作「明日にかける橋」に出てもらえる俳優に出会いたくて、開催したワークショップだが、いろいろと感じることがあった。撮影準備がいろいろあるが、できるなら第3回を考えたい。



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