So-net無料ブログ作成
  • ブログをはじめる
  • ログイン

日本では精神病はタブー。マスコミは語らず、国民の多くは知らない。 [my opinion]

45284375_2256834087724216_7118169124953391104_o.jpg

日本では精神病はタブー。マスコミは語らず、どんな病気か? 国民の多くは知らない。

精神病になった友人がいた。それがきっかけで10数年前から精神病の勉強をしている。映画製作が忙しいので本当に時間があるときに、その種の本を読む、専門家にお話を伺うくらいだが、できれば精神科の講義にも出たい。なかなかチャンスはないが...。

精神病というと極めて稀な特別な病気と思われがちだが、そうではない。私たちのまわりに、その種の病気を患う人は数多くいる。その病気がどんなものであるか?の知識がないので、気付かないだけだ。

例えば、ネットを見ていてもそれと思える人がいる。特定の人をTwitterで長期間に渡って批判、攻撃するのも、精神病が原因ということがある。境界性パーソナリティ障害の場合。注目されたくて、愛されたくて相手を褒めちぎったり、逆に踏みつけて、批判したりという行動に出る。

悪意があるとかではない、それが症状なのだ。目立ちたがりとか、ヘンな人と思いがちだが、病気が原因なことも多い。が、難しいのは精神病の話をすると、多くの人が黙り込み、話題を変えようとする。ネットで書くと「差別だ」と批判する人も出て来る。

その精神病がどんなものであるか? 病状を説明しているだけなのに「人権問題だ」と騒ぐ。「***さんは***病だ」と特定個人を病気と決めつけ、批判するのが「差別」であり、病気について語ることは「差別」ではない。

が、多くの人は「精神病」というと、触れないようにする。知ろうとしない。そのために、身近に患者がいて問題を起こしても、それが病気のためとは思わず、対応を間違い、大きなトラブルになったりする。

マスコミも精神病には触れない。せいぜい「鬱病」。事件報道でも犯人が精神病である可能性が出て来たとたんに続報はなくなる。また、健康バラエティ全盛なのに「統合失調症」や「双極性障害」をテーマに番組作りはされない。

扱うだけで過敏な視聴者から「差別だ!」「人権侵害だ」というクレームが来るからだろう。結果、一般の人は精神病に関する知識が乏しくなり、そもそも精神病とはどういうものか?が分からず、包丁を持って暴れるような人が精神病と思い込んでいる人が多い。

だが、あなたの職場にも、大学のクラスにも、近所にも患者は必ず存在する。統合失調症は200人に1人存在すると言われる。僕はたぶん2〜300人の友達、知人、顔見知りがいる。その中に患者が3人いた。さらに、双極性障害、境界性パーソナリティ障害の患者もいて、様々なトラブルが起こった。が、病気ゆえのトラブルだと気付いているのは数人だけ。

やはり一般の人に精神病の知識がないので「何かヘンな人」「少し変わっている」という認識しかできない。或は「別のヘンなところはない。普通の人だ」「いやいや、いい子だよ。健気だし。応援したいな」と思っている人もいた。そのくらいに精神病は分かり辛い。

「***さんは精神病で奇妙な行動を取り、困っている」

と友人に相談しても、

「そうかなあ。普通だと思うよ。お前の方に何か原因があるんじゃないか?」

と言われたりする。僕が以前、その種の患者さんから攻撃を受けたとき、同僚にそのことを話した。彼はその患者のFacebookを確認したという。

「全然、普通でしたよ? 死ね死ね死ね!とか書いてませんよ」

そんなことを書いていたら重傷だ。結局、同僚は理解せず、僕の方がおかしいと今でも思っている。が、その患者の攻撃は執拗で、いろんな人が巻き込まれて多くの人が迷惑した。ただ、第三者が見ていると、内輪揉めとか、単なるトラブル、よくあること、にしか見えず。大きな問題であることが分からない。「仲良くしろよ〜」と笑顔で言ったりする。

分かりやすくするために別のいい方をしよう。インフルエンザにかかった友人がいたとする。彼は単なる風邪と思い込み、出勤する。会社を休むと同僚に迷惑をかけると考えた。が、会社に行けばインフルエンザが同僚たちに移ってしまう。下手したら学級閉鎖ならぬ、会社閉鎖になる。

そんな場合は欠勤することが大事。だが、当人はインフルエンザと気付かない。同僚の1人が風邪ではなくインフルエンザだと知る。

「会社へは来ない方がいい」

と忠告する。それを知った他の同僚たちがいう。

「お前、酷いな。あいつは風邪でも無理して会社に来ようとしているのに、来るなと言ったんだって? それって嫌がらせだよ。優しく応援するのが同僚だろ?」

インフルエンザを知らなければ「風邪だろう?」としか思わない。本質を知らず、大きな問題になるのを止めようとした、その同僚を非難してしまう。これが精神病患者が近くにいた場合と同じ構図だ。患者には悪意がない。が、病気のためにある種の非常識な行動。トラブルを起こす行動、言動を取ってしまう。

不謹慎だが、映画屋なので、SF映画を思い出してしまう。インベーダーが地球に潜入。友達や家族と入れ替わる。それに気付く主人公。でも、誰も分かってくれず、インベーダーは次々に危険な事件を起こす。

「ボディスナッチャー」とか「遊星からの物体X」のような映画だ。物語の主人公は1人、行動するが、友人や家族までがインベーダーを庇い、おかしいのはお前だ!と言い出す。

少し前に書いたが、Facebookでもそういうことがよくある。最初は「映画観ました。感動しました。友達申請します!」と連絡。毎日のようにコメント欄に激励、応援が書き込まれ、それに答えると、凄く喜んでくれる。

でも、仕事が忙しくなり、返事ができなくなると「無視された!」「裏切られた」「なぜ、返事をくれない!」と、そこからFacebookで悪口を書いてまわり、共通の「友人」にも「あの人は酷い。信用できない」と連絡。そんな人もいた。

中には病気ではなく、単に思い込みが強い人、常識の無い人もいる。が、その人の行動パターンを専門家に告げると、典型的な症状と言われた。が、それを見ていたある「友達」がコメントしてきた。

「優しさを持って接すればきっと分かり合えますよ〜」

だが、専門家はいう。

「関わってはいけません。自分の人生がダメになっても、その人を助けようという肉親のような思いがなければ避けるべきです。中途半端な同情で関わると、周りの人にも被害が及びます」

悲しい話だ。だが、先のインフルエンザの話と同じ。もし、インフルエンザという病気をその人が知らなければ、風邪だと思うし、まわりもその知識がなければ「風邪なら、がんばって会社に来いよ」というだろう。そのことでまわりが大変なことになるとこが分からない。

それを差別だ、可哀想だと、いうことで被害は広がる。が、日本の社会では精神病はタブー。誰も触れず、語ろうとしない…..。



asahi _edited-1.jpg
nice!(3)  コメント(0) 

nice! 3

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。