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【レッテルを貼りに騙されてはいないか?!「非国民」「アカ」=言葉の持つ怖さを考えてみる】 [my opinion]

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【レッテルを貼りに騙されてはいないか?!「非国民」「アカ」=言葉の持つ怖さを考えてみる】

その昔、共産主義者のことを「アカ」と呼び毛嫌いした時代があった。日本だけでなく、アメリカでもソビエトが掲げる共産主義を危険視し、それを支持する人たちは危険と感じ、避け、嫌い、差別した。その蔑称が「アカ」だった。

同じような言葉に「非国民」というのがある。戦時中、政府や軍に協力的でない国民をそう呼んだ。戦争映画を見ているとよくそんな場面を見かけるが、要は戦争に反対したり、理不尽なことをする軍を批判したりすると、そんなレッテルを貼り、糾弾するための言葉だ。

これらの危険なところは、その事実がなくても、その種のレッテルを貼られることで、多くの人から拒絶され、差別され、攻撃されること。「あいつはアカだ」「非国民だ」そう言われる人を見ると、意味が分からなくても、何かいけないことをしている人たちで、近寄らない方がいい。仲良くしてはいけないと思えてしまう。

実際には違っていても、そう言われることを避けるために誤解される行為をしない。進んでその種の人を批判するという風潮さえ生まれる。言葉というのは恐ろしいもの。例えば、おかしな人がいる。何をしているか分からない。理屈っぽい。過激な考え方。むずかしい本読んでいる。海外の文学に傾倒している。それだけで戦時中は「非国民だ」「アカだ」と言われてしまった。もし、そんな言葉がなかったら、

「あの人は海外の本ばかり読んでいるし、過激な発言多いし、何をしている人だろう? 変わっているね?」

で終わる。でも、「アカ」とか「非国民」という言葉が作られたことで

「きっとあいつはアカだ」「非国民だ」

とよく分からないのにレッテルを貼り批判する。物事をある種の方向に動かし、人々を先導したい人たちにとっては、とても便利な言葉。他と違うことを言う人。個性的な人たちがいると、よく分かっていないのに「アカだ」「非国民だ」と決めつけ差別する。ある種の差別用語であり、言われた人も屈辱だし、周りの人も影響を受ける。自分の目で確かめようとせず、その言葉を鵜呑みにする。

人は詳しい背景を知ろうとしたり、比較、分析したりせず。安易にその種のレッテルを貼りがち。考えることをせずに、決めつけるところがある。戦時中はそこに目をつけて「非国民」と言う言葉を作り、浸透させ、利用したのだろう。

戦時中だけではない。今でも同じだ。アニメが好きと言うだけで「あいつはオタクだ」と決めつけたり、勉強ができないと「落ちこぼれ」と呼ぶ。ネットの世界では、現政権に批判的な人を「反日」と呼び批判、攻撃する。主に「ネトウヨ」と呼ばれる人たちが。

だが、意味を取り違えている。政権=日本ではない。なのに政権批判すると「反日」というのはおかしい。そもそも反日というのは海外で日本を良く思わない国を指す言葉。それを国内で使ってどうする? だが、「非国民」と同じ手法で、政権を批判させないレッテルとして利用しているのだ。

これらが俗にいう「レッテル貼り」だ。単なる言葉であるが、それが大きな効果を発揮する。身近なところで言えば「ストーカー」も同じ。例えば

「あの人。ずっと付きまとっていて困るの」

と言うと、昔なら「よっぽと君のことが好きなんだよ」と言われたかもしれない。それを「あの人。ずっと付きまとっている。ストーカーなの」と言えば「それは怖いな。警察に届けた?」となる。

大ヒットドラマ「101回目のプロポーズ」の武田鉄矢の真似をすると、今ではストーカー扱いされる訳だ。あの時代はそんな言葉はなかった。そんな風に「ストーカー」=「付きまとう異常者」と言う定義ができてしまい。それをレッテルとして貼られると、本当にその人が好きでも異常者扱いされてしまう。レッテル貼りがとても危険だと言うこと、分かってもらえただろう。戦時中は国がそれを利用。「非国民」レッテルを使い、戦争反対を言えない空気を作った。

今また、戦争に向かい進んでいる現政権を支持する人たちは「反日」と言う言葉で、批判を押し込めようとしている。ただ、その政権の総理がやたら

「レッテル貼りはやめてください」

と国会で言うのは、笑えないブラックジョークだ。戦争法を「安保法案」と全く逆のレッテルを貼り、強行裁決をしているのに、野党には「やめてください」と言っているのだ。レッテルに騙されてはいけない。本質を見抜かなければ、とんでもないところに連れて行かれてしまう。


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