So-net無料ブログ作成
沖縄戦 ブログトップ

新作「ドキュメンタリー沖縄戦」教科書には載っていない住民の苦しみ。絶望。失望。落胆。慟哭を伝える作品。 [沖縄戦]

61612221_2718667988207488_5385009981177200640_n.jpg

「ドキュメンタリー沖縄戦」完成披露試写会@沖縄を準備中!

今回はタイトル通りにドラマではなくドキュメンタリーだ。太平洋戦争における沖縄戦。国内で唯一の地上戦が行われた。その沖縄戦を米軍上陸時から、戦闘終了までを追った作品。

当時を知る地元体験者の方々。

15人以上。研究者、学者は十数人にインタビュー。沖縄戦とはどんなものであったかを明らかにしていく。当時、米軍が記録したフィルムをふんだんに使用。また、戦闘が行われた場所は現在どうなっているか?証言、記録映像、現在の沖縄を交えて描いていく。

この作品にかかる前にいろんな沖縄戦ドキュメンタリーを見たが、どれも問題があった。NHKの特集番組をDVD化したものは、教科書的な上部をなぞるだけのものが多く、悲しみが伝わって来ない。また、現地で作られたものは、いろんなことを取り込み過ぎて情報量が多過ぎて分からなくなるものもあった。そしてほとんどに言えるのは軍隊の目線で戦争を描いているということ。

それでは住民の悲しみが伝わって来ない。

戦争の悲惨さが分からない。劇映画「朝日のあたる家」の時もそうだったが、多くの原発事故関連のドキュメンタリーや報道は「福島の今」を伝えてはいるが、見ていて「へー、大変だったんだなあ」という他人事に思えてしまう。悲しいというより同情が先に立つものが多かった。そこで「朝日」は観客自身が「悲しみ」を共有できることをテーマに作った。

今回はドキュメンタリーだが、同じく観客が沖縄戦を体験できるというテーマで製作。幸いスポンサーからの依頼も「弱者の視点を大切したものに」とのこと。目的が一致。沖縄の多くの方々の協力を得て、3年に渡り取材をした。いくつもの自治体、多くの戦争資料館、団体、戦争体験者の方々と、沖縄を上げての応援を頂いた。

何より80〜90代の当時を知るお年寄りの言葉を生で聞くことができた。書籍で読む。ドラマで見る。それらでは絶対に感じられないリアリティある証言を収録。また、テレビでは放送できない米軍映像。これまでに紹介されていない記録フィルムも入手。作品内で紹介している。

「怒り」「悲しみ」「憤り」

歴史の教科書が伝えない住民の苦しみ。そして絶望。失望。落胆。それらを描いてこそ「戦争」というものが見えてくる。多くの方の協力で、これまでにない「沖縄戦」ドキュメンタリーの決定版と言えるものが完成した。

まずは応援して頂いた方々を中心に、沖縄に住む方々に向けてスポンサーが完成披露試写会を予定。秋に向けて進めている。実は今年3月に完成しているのだが、なかなか前に進めずにいた。ここに来てようやく具体化。それこそデニー玉木知事もご招待して、まず沖縄の皆さんに感謝を込めて、秋にお披露目したい。日時、場所等は決まり次第に発表させて頂く。

「沖縄戦」監督日記を連載中=>https://okinawa2017.blog.so-net.ne.jp

特報=> https://youtu.be/Wv5MK0fRauI


nice!(3)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

沖縄のファミマにしかないおにぎり。 「ドキュメンタリー沖縄戦」取材時。 朝はいつもこれ。 [沖縄戦]

70166739_2991526780921606_5862983955107545088_n.jpg


沖縄のファミマにしかないおにぎり。

「ドキュメンタリー沖縄戦」取材時。

朝はいつもこれ。

一個食べれば昼までオーケーだった。

沖縄での試写会は秋。

「沖縄戦」監督日記を連載中=>https://okinawa2017.blog.so-net.ne.jp

特報=> https://youtu.be/Wv5MK0fRauI


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

新作「ドキュメンタリー沖縄戦」戦争体験者の方々の感想が到着!=「昨日のことのように戦争を思い出し涙が溢れる」 [沖縄戦]

69616366_2967411523333132_1033246458561691648_n.jpg


「ドキュメンタリー沖縄戦」戦争体験者の方々。感想が到着!

3年がかりで取材した「ドキュメンタリー沖縄戦」今年3月に完成。少し前に、出演いただいた沖縄戦体験者の方々と、地元関係者の一部に映画を観ていただいた。その感想を紹介。

【80代・女性・体験者】
「映画を見て昨日のことのように戦争を思い出しました。涙が溢れて、見ていて本当に辛かったです。でも、この映画を観てもらえれば沖縄戦が本当によく分かります。作ってくださり本当にありがとうございました」

【70代・男性 C・Sさん】
「この映画は沖縄だけでなく、東京でも大阪でも、世界のどこで観ても沖縄戦の悲しみが伝わる。1人でも多くの人に見て欲しい」

【90代・女性・体験者】
「私は戦争中。北部に避難したので、それほど酷い目に遭いませんでした。でも、南部に批判して戦闘に巻き込まれた人たちの話は聞いていました。聞いてはいましたが、映画を観てここまで酷かったこと。今回初めて知りました。映画を観てよかったです」

【60代・男性・研究家】
「沖縄戦のドキュメンタリーは意外なほど少ないです。特に全貌が分かる作品がありません。でも、この映画を見れば沖縄戦がほぼ分かる。そして軍の視点で描かず、民間の視点で描かれている。だから、悲しみや苦しみが伝わる画期的な作品。ラストシーンは涙が止まらなかった。日本中の人が観るべき映画です」

かなり評判がいい。衝撃の1時間45分。沖縄戦とはどんな戦争であったか?を観客自身が体験できる作品だ。現在、沖縄で完成披露試写会を準備中とのこと。秋に予定。大きなホールで上映するので、ぜひ多くの方に見て頂きたい。

「沖縄戦」監督日記を連載中=>https://okinawa2017.blog.so-net.ne.jp

特報=> https://youtu.be/Wv5MK0fRauI


nice!(3)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

「ドキュメンタリー沖縄戦 知られざる悲しみの記憶」はこんな感じの映画だ。 [沖縄戦]




 「ドキュメンタリー沖縄戦 知られざる悲しみの記憶」

  特報みたいなものを試しに作りました。

  まだ、正式なものではないですが、イメージ伝わるかな?


  「沖縄戦」監督日記を連載中=>https://okinawa2017.blog.so-net.ne.jp


70205490_2979004485507169_8465717918687035392_n.jpg
nice!(3)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

「戦争は突然始まる。でも、私とは関係ないと思っていた」ー沖縄戦を体験した女性の言葉から [沖縄戦]

70784169_2983347008406250_766352341770174464_n.jpg


「戦争は突然始まる。でも、私とは関係ないと思っていた」ー沖縄戦を体験した女性の言葉から

カタギの後輩がいる。つまり映画ではない仕事をしている。真面目なサラリーマンだ。政治には関心がない。こういう。

「総理はよくやっていますよ。今の時代は難しいから誰がやってもうまく行きませんよ」

が、その総理のために日本がガタガタになっていることは気づかない。さらに一連の戦争法案も誤解している。

「集団的自衛権というのはアメリカとより仲良くなることで、敵国から攻撃を受けないという法案。問題ないですよ」

というので詳しく解説した。

「集団的自衛権」は同盟国(つまりアメリカ)が攻撃されたら、自国(つまり日本)が攻撃されていなくても、同盟国を攻撃した国を攻撃するという約束。ということはアメリカが戦争を始めたら日本は関係なくても参戦するということ。

「特定秘密保護法」はスパイに機密を奪われないようにする法案ではなく、政府が「あ、それヤバイから秘密ね」と決めると国民には知らせなくてもいいというもの。政治家たちに都合の悪いことを隠してもいい。戦争に向けて進むのに便利な法律。

他にもいくつかあるが、それらの先にあるのは何か? 日本が再び戦争できる国になったということだ。そう話すと後輩はこう言った。

「でも、9条があるから大丈夫。日本は戦争しませんよ」

その9条を変えるというのが、総理のいう「我が党の悲願である。改憲」なのだ。ま、9条を変えなくてもすでに戦争はできるのだけど、自衛隊を軍として憲法に銘記し、完全に戦争ができる国にしたいのだ。が、後輩が食い下がる。

「でも、でも、総理がー戦争するーとは言ってませんよね!」

呆れる。総理大臣自らが「日本は戦争します」と言わなければ、それが現実だと感じることができないのか? すでに武器輸出三原則も変更になり、日本は武器を売ることもできる。戦争ビジネスに参入だ。しかし、後輩の方が一般的であることを知る。「ドキュメンタリー沖縄戦」の取材で、戦争を体験した女性がこう言っていた。

「最初は戦争なんて私たちとは無関係。そう思っていたら突然に戦争が始まった。それでも関係ないと感じていて、アメリカの戦艦が来た時は見に行ったくらいです。やがて、米軍が上陸。自分たちが戦争に巻き込まれていることを知りました」

次に戦争が起こっても、多くが後輩のように「俺には関係ない」「戦争なんてするはずがない」と考え、砲弾が飛んできて初めて現実を知るのだろう。反対運動をすることもなく、気づいたら戦争。それが現実であること教えられた。そんな戦争体験者の話が詰まった「ドキュメンタリー沖縄戦」は秋に沖縄で完成披露試写会を準備中だ。

「沖縄戦」監督日記を連載中=>https://okinawa2017.blog.so-net.ne.jp


nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

終戦記念日。日本人はあの悲しみを継承できていない?=僕らにできることは何なのか? [沖縄戦]

68707104_2914134411994177_2021925905508597760_o.jpg

終戦記念日。日本人はあの悲しみを継承できていない?

子供の頃から何度も何度も終戦記念日を過ごして来たのだが、戦争とはどういうものが実感できなかった。ただ、大人たちが

「戦争を繰り返してはいけない」

とは言う。テレビや新聞ではその種のニュースを目にした。その頃「戦争もの」が好きな友達が多く、戦争ゴッコをし、戦艦大和のプラモデルを作った。「トラトラトラ」が放送されると喜んでいた同級生がいた。

にも関わらず、僕は戦争に全然関心がなく、中学時代に映画を見だしてからも「戦争もの」に関心がなかった。ただ、その頃からアメリカの歴史には興味があり、ケネディ暗殺、ウォーターゲート事件の映画を大喜びで観に行った。


大人になり映画の仕事を始めてからは、いつか太平洋戦争を勉強せねばと思えたが、なかなかチャンスがなく、311。原発事故に関心を持ち勉強。政府というのは国民より金持ちのために働くものと痛感。ケネディ暗殺も、原発事故も同じ構図であることを知る。

その後「ドキュメンタリー沖縄戦」の仕事が来て、沖縄戦の勉強を始めた。それだけでは不十分で、太平洋戦争を勉強。それでは足らず日中戦争、日露戦争まで遡らないと背景が見えなかった。政府が沖縄でしたこと。そこで理解する。これも311やケネディ暗殺と同じ構図。歴史はいつも金持ちが政府を操り、貧しいものを踏みつけにして、金儲けする、その繰り返しであった。そして子供の頃。あれほど終戦記念日に大人は「戦争はいけない」と言っていたのに、

「戦争するしかないっしょ?」

という若手議員が出て来た。いや、政府自体が「集団的自衛権」「特定秘密保護法」「共謀罪」等の「戦争法案」を次々に強行採決し、日本は戦争ができる国に戻った。さらに9条を変えるとまで張り切っている。なのに多くの国民はそれに気づかず「まさか戦争はしないでしょう?」と思い込んでいる。

なぜ、日本人はあれほど「戦争はいけない」と繰り返していたのに、こんなことになったのか? それは戦争を知る世代が亡くなって行き、戦争の怖さ、悲惨さを知る人が少なくなったことが一因だろう。僕自身。「沖縄戦」を作るときに、どうすればあの戦争をリアルに体感できるか?でかなり悩んだ。NHK特集を見ても、ドキュメンタリー映画を見ても悲しみが伝わらない。

苦しさ、やるせなさ、憤り、怒り、を伝えることの難しさ。人は他人の悲しみに同情はするが、基本は人ごと。原発事故も同じだった。「朝日のあたる家」のテーマは事故を体感。苦しみと悲しみを伝えること。「沖縄戦」も同じ方法論で挑んだ。問題は「悲劇」が継承されていないことだと感じる。NHKは今年も戦争を伝える番組を流しながら、同時に戦争をしたい政権の大本営発表も続けている。

そんな時代に大切なこと。悲しみを継承するにはどうすればいいのか?戦争を体験した世代は今、80〜90代。10年後には直接話を聞くこともできなくなる。このまま何もせずにいて、いい訳はない。僕自身ができることも、きっとあるはずだ。


asahi _edited-1.jpg
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:映画
沖縄戦 ブログトップ